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自然派のウッドデッキを作るならハードウッド。メリット・デメリットと選び方のポイントを紹介

メンテいらずで自然派なウッドデッキならハードウッド材料

ウッドデッキの素材として昔から使われているハードウッド。最近の人気は人工木に少し押され気味ですが、「ウッドデッキを作るならハードウッドが良い」という方は今も多くいます。

というのも、ハードウッドには他の素材にはない特徴、特に日本でウッドデッキを作る場合には見逃せない大きなメリットがあるからであり、特に本物志向の方から根強い人気があります

本記事では、ハードウッドのメリット・デメリットと、代表的なハードウッド7種の特徴について徹底的に解説し、ハードウッド製ウッドデッキの魅力を余すところなくお伝えしていきたいと思います。

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ハードウッド・ソフトウッド・人工木の比較表

ウッドデッキ用の木材は大きくわけて、ハードウッド、ソフトウッド、人工木の3種類があります。それぞれの特徴を下表にまとめてみました。

木材の種類メリットデメリット
ハードウッドメンテナンスがほぼいらない
天然木の風合いを楽しめる
高価
・加工しにくく、DIYには不向き
・多少ささくれがでることがある
ソフトウッド・安価
・加工しやすく、DIYに適している
天然木の風合いを楽しめる
塗装などのメンテナンスが必須
・適切に塗装しても10~15年くらいで交換が必要
人工木メンテナンスがほぼいらない
・加工しやすく、DIYに適している
高価
・日射で熱くなりやすい
・天然木の風合いにはかなわない

ハードウッドは価格は高いのですが、ソフトウッドと人工木の良い面を併せ持ったような素材です。そのため、ウッドデッキの品質や見た目にこだわりがある人にとって、ハードウッドは最高の素材といっても過言ではありません。

一方で、ハードウッドは天然素材なので、人工木と比べて扱いにくい部分もあります。

ではハードウッドのどういった部分がウッドデッキの素材として優れているのか、デメリットの解説も含めながら次の項より詳しく解説していきましょう。

ウッドデッキをハードウッドで作ることのメリット

ハードウッドでウッドデッキを作ることのメリットは以下の2つです。

それぞれについて、以下で詳しく解説します。

メリット1.ハードウッドはほとんどメンテナンスがいらない

ソフトウッドは名前の通り材質が柔らかく、虫食い・腐食などの経年劣化が起こりやすいのが最大のネックです。ソフトウッドの腐食を防ぐためには、一般的に1~2年に一回くらい再塗装が必要です。

一方、ハードウッドは防腐・防蟻性能の高いものが多く、塗装などのメンテンナンスの手間がほぼ必要ありません

多湿で虫害の多い日本で天然木製のウッドデッキを作りたいのなら、ほとんどメンテナンスがいらないハードウッドの方が適しています。

塗料の中には、直接口に含んだり、塗料のにおいを直接吸い込んだりすると体調を壊しやすいものもあります。塗装がいらないハードウッドなら、ペットや小さな子供にとっても安心です。

同様に、人工木もほぼメンテナンスフリーな素材として人気があります。
築18年のウッドデッキ(ウリン材)

築18年のウッドデッキ(ハードウッドのウリン材)。まだまだ使えます。

ハードウッドの耐用年数

ウッドデッキ用の木材の平均耐用年数はおおむね以下の通りです。

  • ハードウッド:約20~30年以上
  • 人工木:20年以上
  • ソフトウッド(塗装などのメンテナンスをしない場合):2~3年
  • ソフトウッド(定期的にメンテナンスをした場合):10~15年
もちろん木の種類が何かによっても耐用年数は違いますし、メンテナンスの仕方によっても異なります。上記はあくまでも目安ととらえてください。

ハードウッドまたは人工木であれば、ほぼノーメンテナンスでも20年以上使えます。

何十年も住むマイホームですから、メンテナンスフリーなハードウッド、または人工木の方がおすすめです。

ハードウッドの中にはたまにささくれが出るものもあります。もしささくれがでた場合は、やすりがけをして手入れをすれば安全に使えます。

メリット2.ハードウッドは天然木の風合いや質感、経年変化を楽しめる

ハードウッドは高い耐久性を持っているものの、天然木ですので色あせや日焼けしやすいという特徴があります。

しかし、ハードウッドにとってそれはデメリットではなくむしろメリットです。長く使うほどに風合いが深まっていくのがハードウッドの大きな魅力です。

ハードウッドの色味の変化

特別なカラーリングをしていないハードウッドの場合、建てたばかりのウッドデッキは樹木の色味を強く残した色合いをしています。

それが数か月〜数年間使用しているうちに少しづつグレーへと変化していきます(白銀化と呼ばれます)。また、磨かれてピカピカしていた表面はより木材らしい味のある質感へと変わっていきます。

ヨーロッパなどではあえて経年変化した古い木材をウッドデッキに使用するほど、このシルバーグレーに変色した風合いが好まれているそうです。

こういった経年変化を楽しめるのは、天然木であるハードウッドだからこその魅力です。

ウッドデッキをハードウッドで作ることのデメリット

ハードウッドはメンテナンスフリーで魅力の多い木材ですが、以下のようなデメリットもあります。

以下で詳しく解説します。

デメリット1.ハードウッドは施工費用が高い

ウッドデッキの素材毎の施工費用(1㎡あたり)の相場はおおむね以下の通りです。

種類材料費施工費込み
ハードウッド1.5~3万円2.5~5万円
人工木1~4万円2.5~5万円
ソフトウッド0.7~2万円1.5~3万円
もちろんそれぞれの分類の中でも高級品から安価なものまでありますし、施工費も業者や時期による違いが大きいです。上記はあくまでも目安と考えてください。

ウッドデッキの素材の中で、ハードウッドは施工費用がやや高め。アンティークウッドなどを使おうとすればさらに高額になることもあります。

ただし、メンテナンスコストや将来の取替費用を考えれば、むしろ割安なことが多い

とはいえ、ハードウッドは塗料の塗り替えの手間はありませんし、ソフトウッドより圧倒的に長持ちします。

メンテナンスにかかるコスト(塗装代や手間)や将来の取替費用も考慮すれば、ハードウッドはむしろコストパフォーマンスが良い材料です。

デメリット2.ハードウッドは施工が難しく、DIYしにくい

ハードウッドは耐久性に優れる反面、硬くてカットやビスの打ち込みなどが難しいというデメリットがあります。

ハードウッドの中には比較的やわらかくて加工しやすいものもありますが、その場合他のハードウッドと比べて耐久性はやや劣ってしまいます。

ハードウッドはDIYに不向きなことが多いです。見た目の良さと安全性・品質を求めるならプロのエクステリア(外構)工事業者に依頼するのがベストです。

とは言え、「どうしてもウッドデッキをDIYしたい」という人でなければ関係のない話です。もともとDIYをする予定でなければ、そこまで大きなデメリットでも無いでしょう。

ハードウッドがおすすめなのは、「天然木の風合いが好きだけど、メンテナンスに手間をかけたくない」という方

ソフトウッドを長持ちさせるには、1~2年に1度くらい塗装を塗り替えたり防腐・防蟻薬を注入したりする必要があります。また、定期的にメンテナンスしていても、10~15年くらいするとソフトウッドは劣化が目立ってしまい、取替が必要になります。

一方、ハードウッドはそういったメンテナンスをしなくても20~30年くらい長持ちします。また、同じくメンテナンスフリーな人工木も良いですが、天然木の豊かな風合いを楽しめるのは、ハードウッドです。

天然木の風合いが好きだけど、頻繁にメンテナンスするのは面倒くさい」という方は初めからハードウッドでデッキを作ることをおすすめします。

ハードウッドがおすすめな人・まとめ

  • 多少値段が高くても本格的なウッドデッキで楽しみたい人
  • 長くウッドデッキを利用していきたい人
  • メンテナンスに時間やお金をかけたくない人
  • 天然木の味わいやぬくもりが好きな人
  • 子供やペットと暮らしている人(薬剤不使用、ささくれが出にくいなどの安全性から)

ただし、ハードウッドでウッドデッキを作るなら、施工会社に依頼することをおすすめします

ハードウッドは超硬質なため、加工が大変です。ビス打ちでは下穴をあけないと入っていかないですし、ねじ穴がつぶれたり、ねじ切ってしまったりすることも多いです。

また、木材のカットも手動では全く歯が立たないため、電動丸ノコなどを使う必要があります(電動丸ノコは使い方を間違えると重大な事故を起こしやすいので、DIY初心者にはおすすめしません)。

高価な木材を買って失敗しましたでは目も当てられません。ハードウッドでウッドデッキを施工する際は、よほど腕に自身のある人以外はプロのエクステリア(外構)工事業者に依頼されることをおすすめします。

さらに、金額的な面でもDIYより専門の業者に頼む方が設置のハードルが低いです。

昨今のウッドデッキをはじめとする木材製品ブームにより、イペやウリンなどのハードウッドの相場が高騰しています。

プロのエクステリア(外構)工事業者であれば安くハードウッドを入手するルートも知っていますし、自分で購入するより安くできることが多いです。

ハードウッドの選び方のポイント

一口にハードウッドといっても、たくさんの種類があります。それぞれの樹種でメリット・デメリットがありますので、自分の趣味嗜好や予算に合った木材を選ぶと良いです。

ハードウッドの種類を選ぶときに重要なポイントは大きく分けて以下の3つです。

ここでは、それぞれのポイントについて詳しく解説していきます。

価格

ハードウッドの価格は主に以下の要因などで変わります。

  • 耐久性の高さ(耐久性が高いものほど価格が高いことが多い)
  • 供給量(レアな素材ほど価格が高い)
  • サイズバリエーションの豊富さ(バリエーションが多いものほど、安く入手しやすい)
  • 市場人気(品薄になると高くなる)

基本的に耐久性が高くて見た目が美しい木材ほど人気があり、高くなる傾向があります。

一方、耐久性が高くても供給が豊富で安定している木材の場合、価格が比較的安く抑えられている場合もあります。

ハードウッドと言っても価格や品質はピンキリなので、両者のバランスを見て素材選びを行うのがベストです。

実は、施工会社によって木材の得意・不得意があって価格が大きく異なる場合があります。また、在庫が多くて受注が少ない時期なら比較的安く作れる場合もあります。

ウッドデッキを作る場合は、必ず複数の施工会社で相見積もりを取ることをおすすめします。

耐久性

耐久性というのは、単に木材としての壊れにくさや傷つきにくさだけを表すものではありません。

ウッドデッキの素材選びをする時は、防腐性・防蟻性・耐衝撃性・引張強度・耐候性などを総合的に見て、よりよいものを選ぶようにしましょう。

とは言っても、「防蟻性能は高いけどひび割れが起きやすい」といったようなややこしい素材もあり、素人にはなかなか難しい部分もあります。

そういう時は業者などとしっかり相談をした上で、実状に合った素材をプロのエクステリア(外構)工事業者と協力しながら選んでいくことをおすすめします。

色・風合いなどの見た目

基本的にはウリンやイペなど、節が少なく木目の美しいものほど人気が高いです。

ただ節が多く、見た目的にイマイチとされがちなサイプレスなどでも、日本では「ヒノキに似ていて親近感がある」などと好んでウッドデッキに使用されることも多いです。

この辺は個人の好みによるところが大きいので、実際の素材をその目で見て選ぶのが一番。木材ごとに色々な色や木目のものがあって見ているだけでも面白いですよ。

木材の色や風合いを選ぶ際は、施工会社にサンプルを見せてもらったり、有料でサンプル品を買ってみたりして事前に確認してみることをおすすめします。

ただし、経年変化は避けられないので、将来の様子を聞いてから選ぶと良い

ただし、どの木材も経年変化によって見た目の印象がすこしずつ変わっていきます

例えば、最初はきれいな赤茶色、ブラウン色だと思っていても、経年変化でシルバーやグレーに変わっていくことが多いです(白銀化といいます)。

その変化も味があって良いのですが、樹種によって変化の仕方や変化の大きさが大きく異なるのが悩ましいところです。

将来どんな感じに変わるかをプロの業者に聞きながら、素材選びを行っていくことをおすすめします。

代表的なハードウッド7選

代表的なハードウッド7種の特徴を下表にまとめました。

ハードウッドの種類価格耐久性見た目デメリット
ウリン(ビリアン)高い高い・赤褐色
・美しい木目
・最初の数か月間は表面のポリフェノールが溶け出し、周囲に赤茶色の汚れがつく
イペ最も高い高い・ブラウン色
・高級感ある、美しい木目
・供給が不安定で価格が高い
セランガンバツ比較的安いやや高い・薄茶色
・濃淡差がやや大きい
・ピンホール(ごく小さな虫穴)がある
・細かいささくれが比較的たちやすい(時々メンテナンスが必要)
イタウバやや高いやや高い・淡い茶色
・油分により表面が滑らか
・表面の油分が斑点のように見えることがある(経年変化で自然に消える)
クマルやや高いやや高い・淡い茶色~赤茶色
・美しい木目(磨くと味がでる)
・木目がはっきりしていて、反りやねじれが大きく出る場合がある
アマゾンジャラ(マニルカラ)やや高い高い・赤褐色(白銀化しやすい)
・表面が滑らかで美しい
・反りや干割れ(乾燥による割れ)が起きることがある
サイプレス安いやや低い・黄色~茶色
・節が多い
・割れが生じやすい
ウッドデッキ用の樹種

ウッドデッキ用の樹種の写真(出典:ウッドデッキ協会

それぞれメリット・デメリットがあり、良い木材ほど価格が高いことが多いです。

一方、自然由来の材料なので、木材ごとの個性の違いが大きいです。高級木材でも難点があったりしますが、デメリットも含めて長く愛せるハードウッドを選ぶと良いでしょう。

それぞれのハードウッドの特徴について、以下で詳しく解説します。

ウリン(ビリアン)は耐久性が抜群で見た目も美しい、代表的なハードウッド

ウリンの特徴詳細
製材時の色赤褐色
見た目の良さ
耐久性の高さ
価格の安さ
耐久年数の目安30年~

ウリンは別名アイアンウッドとも呼ばれ、その名の通りの超硬質木材です。そのため、ウリンの耐久性は素晴らしく高く、海外では「100年持つ木材」とか「一生腐らない」などと言われているくらいです。

また、ウリンは多くのポリフェノールを含んでおり、防虫効果があります。シロアリなどによる虫害を防げるため、高温多湿な日本の気候に適しています。

また、ウリンは繊維がみっちりと詰まっていて、その木目は柔らかな印象があります。ウリンは肌触りも滑らかで、建材として世界でも人気があるハードウッドです。

なんと、あのディズニーシーのウッドデッキにも、このウリンが使用されているそうですよ。

ウリンは最初の数か月間、表面のポリフェノールが雨で溶けだして周囲に赤茶色の汚れをつけてしまうという特徴があります。放置していればそのうち消えますが、気になる場合は塩素系洗剤(キッチンハイターなど)を使うときれいになります。

イペは抜群の耐久性で、最も信頼されている高級ハードウッド(公共用途で多く使われる)

イペの特徴詳細
製材時の色ブラウン色
見た目の良さ
耐久性の高さ
価格の安さ
耐久年数の目安30年~

南米アマゾンを原産とするイペは、世界で最も高級とされる木材の一つです。

イペは湿度が高く、さらには大雨による被害も多い地域で育つ木材なのもあって、その耐久性はピカイチ。硬度も高いので少々何かをぶつけたくらいでは傷一つ付きません。

イペはラバコールという天然の防虫成分を含み、特別なメンテナンスをしなくても長持ちしやすいため、日本でも公共の建物に使われることが多いです。

イペの見た目は節がほとんどなく表面は滑らか。経年変化によりブラウン色から落ち着いた雰囲気のシルバーグレーへと色合いが変化していきます。

イペは最近価格が高騰しているのがデメリットです。イペは品質の高さを重視する方に向いています。

セランガンバツは供給が安定していて、コストパフォーマンスの良さが魅力のハードウッド

セランガンバツの特徴詳細
製材時の色薄茶色
見た目の良さ
耐久性の高さ
価格の安さ
耐久年数の目安20年~

セランガンバツは若干ささくれしやすいといわれ、ウリンやイペと比べて強度がやや劣ります。一方、セランガンバツの価格はイペやウリンよりも20~40%くらい安く、高コストパフォーマンスが人気のハードウッドです。

セランガンバツは耐久性がやや劣るとはいっても、耐用年数はノーメンテナンスで20年以上あります。ハードウッドとして十分な強度を持っていますので安心して使えます。

セランガンバツの原産はインドネシアで、同じ多雨多湿の日本のウッドデッキにピッタリ。イペやウリンと同じく公共事業にも多く使用されています。

また、セランガラバツは供給が安定していて入手しやすく、サイズバリエーションが多いです。他の素材では手に入りにくい3~4mの定尺サイズも豊富に流通しているのもメリットです。

セランガンバツはハードウッドの中では比較的ささくれしやすいです。もしささくれが出た場合は、やすりがけをすれば安全に使えます。

イタウバは高耐久、かつ表面が滑らかで肌触りがよいハードウッド

イタウバの特徴詳細
製材時の色淡い茶色
見た目の良さ
耐久性の高さ
価格の安さ
耐久年数の目安20年~

イタウバは高耐久ながらも材質が比較的柔らかく、ハードウッドの中ではDIYしやすい木材です(とはいえ、十分堅くて大変なので、よほどDIYに慣れている方以外はプロの施工会社に依頼することをおすすめします)。

なぜ柔らかいのに高耐久なのかというと、イタウバは油分を多く含んでいる木だから。豊富に含まれる油分が雨や湿気・シロアリなどの被害からウッドデッキを守ってくれるのです。

しかも年月が経つごとに表面がどんどんツルツルしていくという不思議な特性を持っていて、いつまでも最高な素肌触りが持続する木材として大人気となっています。

肌触りが滑らかでささくれなどが起きにくいため、イタウバは子供やペットと暮らしている人におすすめの素材です。

なお、イタウバは表面に油壷という黒い斑点が見えることがあります。これは経年変化によって少しずつ目立たなくなっていきますので気にしなくても良いです。

クマルはイペに似ていて高耐久、かつ磨くと美しい風合いがでるのが魅力のハードウッド

クマルの特徴詳細
製材時の色淡い茶色~赤茶色
見た目の良さ
耐久性の高さ
価格の安さ
耐久年数の目安20年~

クマルは見た目も質感もイペにそっくりな高耐久で見た目の美しい木材です。

色味は赤褐色のもの(レッドクマル)や黄褐色のもの(ホワイトクマル)などがありますが、ともに木目がはっきりとしており、見た目が華やかなウッドデッキになります。

きれいに磨いてあげるとより木目がくっきりと浮かび上がり、経年変化後もツヤツヤとした滑らかな見た目が長続きするのもメリットです。

最近は人気の高まりとともにクマルの価格も高騰していますが、それでもイペよりはかなりリーズナブルです。「イペを使いたいけど値段が高すぎて…」という方にはクマルがおすすめです。

木目がはっきりしている分、反りやねじれが大きく出る場合もあります。固定箇所を多くして変形が出にくくしたり、予備の木材を数本もらっておくなどの対策をすると良いです。

アマゾンジャラ(マニルカラ)は抜群の高耐久で、色目が美しいハードウッド

アマゾンジャラの特徴詳細
製材時の色赤褐色
見た目の良さ
耐久性の高さ
価格の安さ
耐久年数の目安30年~

最高級木材の一つであるジャラの代替品として知られる木材で、重構造物の建材にも使われるほどの高耐久を誇ります。

また、アマゾンジャラは難燃性が高い木材なので火災に強く、ウッドデッキでバーベキューをしたいという人におすすめです。

見た目的には黒い縞模様のような木目が特徴的で、全体的な色味は濃い赤褐色です。

経年変化後は美しい木目を保ったままで落ち着いた雰囲気のあるグレーへと変わっていきます。

乾燥すると反りや割れが起こりやすいといわれますが、日本では特に雨が少なく日照りが多い地域でない限り、それほど問題になることはないでしょう。

サイプレスは耐久性ではやや劣るが、価格の安さが魅力的なハードウッド

サイプレスの特徴詳細
製材時の色黄色~茶色
見た目の良さ
耐久性の高さ
価格の安さ
耐久年数の目安15年~

サイプレスの価格は7つの中で最も安い部類です。とはいえ、日本のヒノキに似た見た目であり、特に安っぽいというわけではありません。

節があることで板の一枚一枚に異なった表情があり、同じ素材を使ってもウッドデッキそれぞれの個性が生まれやすいのも良いところです。

サイプレスは日本のヒノキと違ってあまり大きく育たない代わりに中身がしっかりと詰まっていて、原産地のオーストラリアでは丈夫な住宅用建材として広く愛用されています。

一方でサイプレスはひび割れが起こりやすいとされています。しかし、サイプレスは「世界一シロアリに強い木」といわれ、防蟻性は7つの素材の中でもナンバーワンです。

日本はシロアリ被害が多い国ですので、サイプレスは割と使いやすい素材だと思いますよ。

 

サイプレスは価格が安めな分、全体的な耐久性はやや劣ります。とはいえ、サイプレスの耐用年数は15年以上あり、一般的なソフトウッドに比べたら耐久性は段違いです。

サイプレスは「そこそこの耐久性で良いから、コストパフォーマンスを重視したい」という方におすすめです。

まとめ

本記事ではハードウッドのメリット・デメリットと、代表的なハードウッド7種の特徴について紹介しました。

ハードウッドは耐久性の高さと高級感のある外観から、老若男女ともに人気があります。ある程度の予算があって、ウッドデッキを長く使いたいならハードウッドがおすすめです。

一方、ハードウッドは天然木なので、木材ごとの個性の違いが大きいです。木材の表情や経年変化のしかたなど、それぞれに良さがあります

自分の好みに合ったものを選ぶためにも、木材のことを良く知りぬいたプロのエクステリア(外構)工事業者に相談しながら決めることをおすすめします。

樹種を選ぶときは、実際のサンプルを見せてもらうことを強くおすすめします。経年変化した後はどうなるかについても確認しておくと、よりイメージがわきますよ。

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